将来の差別化の確立へ向けて専門分野または対応業種を1つは打ち出す(ホームページ)

ホームページを有効活用するには差別化はすべきです。

サービスポリシーまたは理念をしっかり打ち出すの項でサービスの差別化の事についてはご説明させていただきました。ここでは専門分野・対応業種についてお話しさせていただきます。

工場地帯で製造業向けリーガルサービスとうたうような例を除いて地元密着・営業範囲を決めてアプローチの項でご説明したように、地元密着のアプローチではこのような専門分野・対応業種のアプローチは通常は加味されません。

矛盾するかもしれませんが、地元密着のアプローチを堅持した上で、将来の事を考えて価格競争に巻き込まれない専門分野・対応業種についても育てていかなければいけません。

専門分野や対応業種を決めて、そこが事務所のお客さんですと顧客にアピールしない限り、差別化の一歩は踏み出せません。

専門分野と言っても客観的に評価や表現をできませんのでそこの弁護士事務所が力を入れて対応しているというものになりますが、経験の浅い分野よりも所長が今まで関わって来た分野、取り組みやすい分野を掘り起こして決めていくのがよろしいかと思います。

対応業種についてはその業界の事に詳しいということが顧客からの評価に繋がりますので、今まで対応してきた業種の中から決めていきます。

当社の場合、顧客は士業のみですと宣言した瞬間から、ホームページ上では士業対応専門となりました。今後弁護士専門、税理士専門になることはあっても対象が広がる事はないでしょう。

これは極端な経営戦略ですが、○○○業の方はご相談くださいというだけで弁護士事務所の差別化ははじまります。お会いする時にはある程度期待を持って会いに来る事になりますのでご自身が今まで多く関わった業種を棚卸しして決めるということになりますが、特にありませんということであれば、実家が○○○業だったので○○○業の実態については詳しいですと書いても結構です。その業界に親近感を持っている事が伝わるだけでも少し違ってきます。

コーポレートサイトに掲載する場合はトピックス的に専門分野・対応業種のページを作成します。このほかに最近ではご自分で分野を決めて、専門的なテーマサイトの制作を最初からご依頼いただくケースも多いです。

 

弁護士事務所の開業で重要なことは何か? ⇒8つのポイント

  1. 地元密着・営業範囲を決めてアプローチ(ホームページ・チラシ)
  2. ホームページは市場との対話の意味でも重要(ホームページ)
  3. ホームページから受任につながる体制を作る(ホームページ)
  4. サービスポリシーまたは理念をしっかり打ち出す(ホームページ・名刺・事務所案内)
  5. 将来の差別化の確立へ向けて専門分野または対応業種を1つは打ち出す(ホームページ)
  6. イメージ戦略を軽視しない(封筒・ホームページ・名刺・事務所案内・ロゴマーク)
  7. プロフィールは読まれるので詳しく書く(ホームページ・名刺・事務所案内)
  8. 写真は笑顔の写真を使用する(ホームページ・名刺・事務所案内)

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